先日、公開1on1(ZOOM+YouTubeでメンバーの方とじっくり1on1をして公開するイベント)をしました。
公開1on1はこれで通算16回目!(メンバー同士含め)
お互いを知ることのできる、有効なイベントだと思っています。
今回は、IT+中小企業診断士を生かして働くKさん
今回1on1をしてくださったのは、普段IT企業に勤めながら、中小企業診断士の資格も生かして、独立を視野に入れているKさん。
20数年、SEとして勤務されているベテランさんです。
勤務されているのはいわゆるSIer(エスアイヤー。システムインテグレーター(System Integrator)」の略で、企業向けにシステム開発やITインフラの導入・運用を行う企業のこと)で、元々は大企業向けの技術者派遣がメインだったそうです。
いまは、地元の中小企業向けのシステム開発を直接受託することが多いとのこと。こちらのほうが充実度が高いとおっしゃられていました。
これは、なんとなくわかります。お客様は近ければ近いほど情報のミスマッチが少なく、お役に立てることが多いですよね。
会計事務所でのDXサポートは地味なところから
Kさん、具体的に会計事務所でのDXサポートの内容を説明してくださいました。
内容としては、
- Excel活用
- ローコードツール、RPA活用
- 動画を活用した所内のITリテラシー向上
などでした。
聞いていて、「普段私とやっていることとそう変わらない!」
と嬉しくなりました。
私も、Excelを改善したり
どうしてもシステム間をつなぐ作業のためにRPAを作ったり
本当に地味なことだからです。
こういうお話こそ実際に現場にいる人達にとって、
意味のあるお話です。
というのも、
「◯◯フォーラム」だとか
たくさんの会社や会計事務所が集まるようなイベントの
登壇だと、決裁権のある現場を離れている人たち
向けなのでピンとこないんですよね。
高価なシステムを導入するより、
まずは
「前年同期比」のExcelづくりができないと。
ピボットテーブル活用できないと。
とっても共感しました。
今後、独立を視野に
Kさん、中小企業診断士をとったのは
「経営の理解抜きではシステムを導入できない」
という理由があったからだそうです。
これも共感です。私はDXは経営そのものだと思っていたので。
会計事務所であれば、所長が率先してどういう価値を提供していくかを真剣に考えないと、DXはできないと思います。
とはいえ、難しい部分もあるとか。
中小企業診断士で得られた知識を生かそうとしても、
会計事務所の顧問税理士とバッティングして注意されるなど
関係が難しい、といった生々しくも現実的なお話をしてくださいました。
IT+経営+会計の知識を生かして働くKさんの現場に即したお話は、
私にとってとても刺激になりました!
コミュニティ内では、定期的にメンバー間のイベントをしています。
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