独立前、独立後の体験をシェアしていただく「私の開業日記」シリーズ第4弾を、先日開催しました。
今回担当してくれたのは、元公認会計士で、今は税理士として活動されているMさん。とてもふわっとして落ち着いた印象ですが、話してくれた内容は骨太で、皆さん興味津々でした。
自身の経験を生かしたしなやかな戦略
海外生活の経験があるMさん。その経験を生かした戦略が魅力的で、とても引き込まれました。
税理士業にとどまらず、現地の生活をサポートするお仕事などをされていて、「お役に立てれば本業にこだわる必要ない」というスタンスが伝わってきました。
国内では他の同業者があまりしていないこと(納税管理人引受や、非居住者支援など)をメインに据えていて、「ニッチなんだけど、需要はあるところ」にしっかり特化されているところがしっかりしつつ、かつしなやかな戦略だなあと思いました。
「家族との時間」 – 強制的な締切の強さ
第3弾でお話いただいたIさんと同様、Mさんも本当に家族を第一にされている印象が伝わってきました。
小さなお子さんがいるので、「◯時には子どもが帰ってくる」という動かせないスケジュールがあることが、Mさんの仕事のスタンス(ボリュームが多い仕事は受けない、電話は受けない)につながっていました。
この「強制的な締切」って本当に強いんですよね。
私も子どもが小さいときに「保育園のお迎え時間」という動かしがたいスケジュールがあったので、それに向けて「どうやったら仕事を終わらせられるか」を真剣に考えるようになりました。
子どものような存在がいなくても、何か強制的なスケジュールを作ってしまうのは有効ですね。
柔らかい印象の中に芯の強さ
見た目はとても穏やかで落ち着いた雰囲気のMさん。
今回お話いただいてあらためてその芯の強さを感じました。
これまでのトラブルのお話も具体的に聞いて、きちんと対処されている姿がかっこよかったです。
最終的には、「今日も1日良かったな」と思える日をたくさんつくりたいと。これは本当に共感です。遠くの目標を目指すのも良いけど、まずは眼の前のことをきちんと見ること。(Mさん、習慣化プロジェクトに参加されていますが「毎日新しい発見をすること」と設定くださいました)どんなに小さなことでも、積み重ねれば長期的にも「良い人生だったな」と思えるはず。そう再認識しました。
コミュニティでは、このようにメンバーの方の実際の体験談をシェアして皆さんで質問をし合う場を定期的に設けています。
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