先日、コミュニティ内で初の読書会をしました。
1冊の本を参加者がシェアし、感想を話す会
記念すべき1回目は、運営者である戸村がファシリテート。
課題本を決め、その本のパートを事前に参加者に割り振りました。
参加者は読書会までに自分のパートをまとめ、発表します。
読書会で大事だと思っているのは、いきなり感想を言い合うのではなく、
本の内容をしっかり理解する
ことだと思っているからなんですね。
内容を理解したうえで、残り時間は感想や体験談を話すことに充てます。土台ができているので、活発な意見交換ができます。
普段読まない本を「自分とか、ないから。」
今回、課題本として取り上げたのが東洋哲学の入門書である「自分とか、ないから。」という本です。今大変人気になっています。
元お笑い芸人の方が書かれているからか、非常にカジュアルな書き方でくすっと笑えるのですが
内容的にはしっかりしていています。この本を1冊読むことで東洋哲学の流れをざっとつかむことができます。
金曜日の朝イチから「自分探しをやめるのが一番気持ちいい」「すべての悩みは論破できるから存在しない」「禅ではことばはいらねえ」「すげえやつはいない、なぜなら私は大日如来だからだ」とか大人7人で話しているという笑。いやー贅沢な時間でした。
ビジネスとは距離を置いた普段読まない本を敢えて選ぶことは、
日々忙しい中で忘れがちな感性を取り戻すためにも良いことと考えています。
ひとりでは得られなかった気づきも
今回皆さんで一冊の本をシェアすることで、
ひとりでは得られなかった気づきもありました。
「すべてはフィクションなのだから、
税理士資格とかもフィクションじゃね?」
みたいなお話もでてきて
SNSでは炎上ものですが、なかなか深い洞察です。
そう、肩書とか総資産に負けじと資格もフィクションなんですよね。
とはいえ、「じゃあ資格なんていらん!」
という話にはならないし、私(そして参加された方)は税理士の仕事をとても楽しんでいるはず。
大事なのは、「まあ、フィクションだしね」とどこかで
心の余裕(余白)を持っておくことなんだと思います。「これ失ったら終わり」と思いながら過ごすよりは、心の逃げ場を持っておいたほうがゆったり構えられるはず。
そんな気づきを得られた時間でした。
コミュニティでは、このような気付きのイベントを定期的に行っています。
詳細、お申込はこちらから。